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    Mn3 (日曜日, 26 5月 2019 12:17)

    AC-2「価値とは」に於いて
    「神」に価値はあるのだろうか。
    価値が一歩退いた、尚且つ一段高いところから
    下される評価ならば、そのような不遜な行為は何人も成し得ないだろう。
    では少し表現を変えて
    「絶対的超越者」は価値を有しているのだろうか?
    気をつけなければならないのは
    「絶対的超越者」と「世界」は等価ではないということだ。
    この世界+それを統べている原理+人間の理解を超えている何か=「絶対的超越者」
    とするのならば。
    自分の眼球を見ることができないように、世界内存在としての人間が
    自分を含めた「全世界」を純粋評価すること自体が不可能である。
    自分が自分を評価することをどう評価するのか、ということをどう評価するのか……(以下無限後退)
    また科学は(他のどのような方法でもだが)限界を内包している以上、
    「世界を統べている原理」全てを知ることは人間には不可能だ。
    また定義上「人間の理解を超えている何か」は不可知。
    つまり不十分な「絶対的超越者もどき」に対してしか、
    ひとは評価できない。正しい価値判断は出来かねる。
    「絶対的超越者」には何となく価値はありそうだが判断は覚束ない。
    いわんや価値というのは貨幣で換算できるもの、労働によって生じるものと定義するならばをや。
    一体どこに価値はあるのだろうか?

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